公務員時代の激務エピソード

公務員時代の激務エピソード

かつて市役所職員として9年間働いていました。

一般的に、地方公務員は定時退社のようなイメージをお持ちの方が多いかと思います。

アルバイトやパートの臨時的任用職員(臨時職員)の方は、ほぼ残業はなく、定時退社できることが多いですが、正規職員、特に若手はそういうわけにいきません。

私は仕事を勤務時間中に集中して片づけたいため、好んで残業をするタイプでは全くありません。

しかしそれでも繁忙期などはやむを得ず夜遅くまで残ることがありました。

当時の激務エピソードについてご紹介します。

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税務はつらいよ

入庁して5年目、初めての異動で税務部門に配属されました。

税務部門は大きく、固定資産税部署と住民税部署に分かれていて、私は住民税部署の一員になりました。

住民税の部署は、その名の通りおもに住民税を取扱います。

住民税は前年中の所得を元にして、毎年6月頃に決定されます。

そのため、冬からの半年間が、新年度の住民税額を決定する賦課課税(ふかかぜい)業務のメインの期間でいわゆる繁忙期にあたります。

業務量の多さは正規職員の人数が象徴していました。

住民税部署だけで、10人以上の大所帯、しかも20代から30代の若手が大半でした。

人口が多い都市などでは、税務関連業務を外部委託している自治体もありますが、勤務していた自治体はそうではありませんでした。

繁忙期はそれなりにつらかったですが、振り返るといい勉強になったと思っています。

何より税金に関する知識を実践で学ぶことができました。

また、仕事熱心な先輩や後輩も多く、繁忙期をチームで乗り切ろうという団結力がありました。

税―冬に繁忙期の理由

繁忙期の理由

冬のシーズンに税務部門が激務の理由は、先ほどお伝えしたように、新年度の住民税決定の課税業務があるためです。

そのほかにも、確定申告の期間中は「申告相談」といって確定申告書や住民税申告書の作成にかかる市民の方の相談を受け付けます。

繁忙期前の内部研修で、税に関する基礎学習から申告相談のロールプレイングなど入念に準備しましたが、何と言っても確定申告期間中は本番です。

お客様の重要な書類を扱うため、責任も重大ですし緊張の連続でした。

申告期間中は、庁舎内に特別に相談会場が作られ複数のブースが設置されました。

申告相談に当たっている日は、担当ブースで一日会場にいるため、時間外になってやっとルーティンの担当業務に取りかかれます。

精神的体力的にも大変な時期でしたが、毎年のこと、春の訪れを指折り数えて希望をつないでいました。

女子力どころじゃない?一番忙しかったときの生活

当時は一人暮らしをしていました。

いくら残業で帰宅が遅くなっても、睡眠不足は集中力が低下しミスにもつながります。

睡眠不足防止のために私がとった作戦は、帰宅後の時間を最大限睡眠に充てること、帰宅→入浴→就寝の流れを作ることでした。

そのために時間外になると、他の方と一緒に出前を頼みます。

親子丼などの短時間に食べられて、腹持ちがいいものを注文していました。

夕方に食べておくと、作業が長引いてどれだけ遅くなろうともお腹は空きませんし安心です。

また家に帰ってから寝る直前に食べて、お腹が重たくなることもありません。

時間効率を追求しました。

当時は本庁の近所に住んでいたため、文字通り職場と家の往復でした。

一日中パソコンに向かって、ひたすら入力作業を続けていると当然スピードはあがりますが、まるで自分がパソコンの一部になったような感覚に陥りました。

そして 帰宅→入浴→就寝→起床→出勤→夜まで仕事→の繰り返しです。

そんなの普通だよ、っていう方ももちろんいると思いますが、一時期とはいえ私にとっては十分ハードでした。

シーズンオフの過ごし方

シーズンオフの過ごし方

6月頃に新年度の税額が決定し、税額通知書が発送されると大体1ヶ月間は問合せの電話がたくさん来ます。しかしそれも次第に落ち着いてきます。

この時期になると、残業がほぼなくなりました!

夏から秋にかけて、調査関係や担当のルーティンの仕事は当然ありますが、比較的余裕がある時期です。

もちろん有休や夏季休暇も取得できます。

私はシーズンオフは毎年ヨーロッパやハワイなど海外旅行を楽しんでいました。

新婚旅行以外でもなく、私の他にそんな行っている方はあまりいなかった気もしますが・・・。

税務部門で知識が身についた上に、やる気のあるスタッフにめぐまれたことは大変いい経験でした。

一方で、繁忙期に残業時間の上限を大幅に超える職員がいたのは問題だったと思います。

大体が若手職員でした。

時間外は、必要な業務とはいえ組織として改善に取り組むべき問題です。

繁忙期はなくなりませんが、せめて私がいた時代よりは多少なりとも改善されていることを願っています。

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