
確定申告の期間真っ最中ですが、申告はもうお済みでしょうか。
サラリーマンで年末調整が済んでいる方でも、医療費控除だけは毎年追加しているという方もいると思います。
私は前年の途中に退職したため年末調整がされていませんでしたが、所得税はがっつり徴収されていました。
そのため還付申告をすれば納め過ぎの税金が還付が発生するはずでした。
還付申告だけだし〜と思って税務署行ったら30人待ちでした。
ふらっと行って即案内してもらえる田舎とはちがうことを改めて認識!税務5年いて申告書は自分で書けるので用紙だけもらって帰って来ましたが、長時間並ぶお年寄りは気の毒でした。簡易な申告だけでも何とかならないのかなーと思ったりして。
混み具合に圧倒されたツイートです。
ちなみに税務署に行ったのは2月4日です。
そうです。確定申告が始まる前です。
通常確定申告の期間は通常2月中旬からの1カ月間と決まっていますが(今年は例外ですね)、還付申告についてはそれ以前にも手続きができるんですね。
過去の経験から生じた、この時期に行けば空いてるんじゃあ…なんていうのは甘い考えでした。
30人待ちとかムリ、絶対待てないと思った私は、申告書作成の手引きと確定申告書用紙(念のため2部)、添付書類台紙だけをもらって会場を後にしました。
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源泉徴収票の添付不要は本当だった!!
税制改正といって税金に関するルールは毎年改正がされています。
税務部門にいた公務員時代から時間もたっているため、「最近はどうなっているかなー」とまずはもらってきた申告書作成の手引きをパラパラとめくっていました。
すると「~お知らせ~」のページに目が釘付けに!!
内容は以下の通りです。
○申告書の添付書類について
平成31年4月1日以後に提出する確定申告書および修正申告書については、源泉徴収票等の以下の書類の添付または提示が不要となりました。(以下省略)
令和元年分 所得税及び復興特別所得税の確定申告の手引き(税務署)より
え、源泉つけなくてよくなったの??本当に??
かつて申告相談を受けていた立場でしたが、申告書に源泉徴収票の添付は必須中の必須でした。
源泉徴収税額が記載されているそれは、申告書と同様に重要資料として大切に扱われていました。
半信半疑でしたが「不要」と明記されている以上、添付の必要はなく、自分で持っていたらそれでいいのでしょう。
源泉徴収票が会社からメールなどで電子交付されるなど、全員が紙でもらうわけではないと思うので添付不要になったのはいいんじゃないかなと思います。
【申告書作成】国税庁申告書作成コーナーが便利そう
さて肝心の申告書作成です。
私は仕事で税務書類を扱っていたこともあり申告書作成の手引きを見ながら作成しましたが、はっきりいってわかりにくいと感じました。
手引きが不親切とかそういうわけではありません。
今日の税制自体が複雑なんだと思います。
簡単にいえば「所得」から「控除」を差し引いて、残りの金額「課税所得」に税金がかかってくる、あるいは納め過ぎの税金が返ってくる仕組みですが、「所得」も「控除」も種類が複数あります。
そしてその一つ一つにそれぞれの計算方法が適用されます。
社会保険料控除のように、支払い額イコール控除額になるものばかりであればもっとわかりやすいのですが実際はそうではありません。
公平な税負担を求めようとした結果、複雑な仕組みになってしまったのだと思います。
さて、そこで国税庁の申告書作成コーナーの「印刷して提出」を利用すればマイナンバーカード、ICカードリーダライタがなくても簡単に申告書が作成できます。
利用登録も不要です。印刷環境は必要になりますが。
上記のリンクから以下のように進めば作成画面にたどり着けます。



何が簡単になるのか、というと必要項目を入力すれば自動計算で金額が反映される点です。
すでに申告書は提出済ですが、試しに自分のデータを作成コーナーでテスト入力してみました。
すると当たり前ですが手書きの申告書と全く同じ申告書データが完成しました。
しかも添付書類台紙付きで。
てか、これならそもそも税務署に行く必要すらなかったのでは・・・。
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郵送提出から還付通知到着まで

ここから申告書発送から還付通知が到着したまでの流れをご紹介します。
還付までの期間
2月4日 税務署にて必要書類をもらう→申告書作成
2月5日 ポスト投函
2月28日 国税還付金振込通知書発行
提出から手続き完了まで約3週間でしたね。早いほうだと思いました。
以前は税務署提出用の茶封筒があったと思うのですが、書類をもらうときに係の方にお聞きしたら専用封筒はないとのことでした。
ですので、A4サイズが入る市販の封筒に入れて発送しました。
信書でも遅れますが私は普通郵便で送りました。
税務署の受付印をもらいたい場合は控え&返信用封筒も同封します。
私は受付印はいらなかったので控えを抜き取って送りました。
申告書作成に準備したもの
- 源泉徴収票
- 申告書手引き
- 確定申告用紙
- 添付書類台紙
- マイナンバー通知カード
- 運転免許証
本人確認書類として、マイナンバー通知カードと運転免許証の両面コピーを添付書類台紙に貼りつけました。
医療費控除を追加される場合は「医療費控除の明細書」ももらっておくといいですね。
こちらは申告書手引きにも付属してしますし、国税庁HPでも入手可能です。
せっかく便利な入力システムがあるのに、ICカードリードなんちゃらが必要と思っている方は多いような気がします。
印刷環境さえあれば自宅で作成→提出が今のところ簡単お手軽だと思ったためご紹介しました。
お読みいただきありがとうございました。