ブラジルドラマ「プリズン・エンパイア」うすくちレビュー

ブラジル犯罪組織のドラマプリズン・エンパイアをNetflix(ネットフリックス)で視聴しました。ドラマは全8エピソードから成りなっています。

タイトルにプリズンが付いているだけあり、刑務所が舞台の犯罪サスペンスです。

時代設定は1990年代と少し前になりますが、今も続くブラジルの深刻な犯罪事情が分かる作品です。

数あるドラマの中で見ようと思ったのはポルトガル語勉強中という理由もありました。

もしかしたら読者の方の中にもいらっしゃるかもしれません。

少しでも生きたポルトガル語を耳に慣らしたい!と思う気持ち、私も同じです。

ですが!!

先にいうとこのドラマは、ポルトガル語学習にはあまり向いていません。

特に初心者には。上記2点について詳しく述べていきます。

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ブラジルの犯罪事情がわかる

「プリズン・エンパイア」公式予告編 Netflix Brazil

プリズン・エンパイアの原題は「IRMANDADE(イルマンダージ)」です。

イルマンダージとはポルトガル語では兄弟の意で、劇中では団結した犯罪組織のグループ名です。

イルマンダージのリーダーは主人公の女性弁護士の実の兄で服役中です。

家族はファベーラ(ブラジルのスラム)で育ち、兄が麻薬取引で逮捕されたために兄弟は離れ離れで成長しました。

主人公の女性クリスチーナは弟の面倒を見る責任感ある女性で、正義を志し弁護士となり、犯罪者の兄とは正反対の道へと進んだはずでした。

しかし兄と再会してしまったクリスチーナはイルマンダージと無関係ではいられなくなります。

一方的な暴力がまかり通る警察や人権を無視する刑務官のやり方を見ているうちに、次第に彼女自身の正義の定義も揺らいできます。

兄やイルマンダージが熱烈に支持されるのは、彼らもまた彼ら自身の正義のために闘っていたからでした。

さらにイルマンダージに対抗する対立組織も出現し、やがて刑務所内で組織どうしの抗争につながります。

ドラマ冒頭のファベーラの様子やブラジルの刑務所内など、ほかの海外ドラマではあまり見ることができないような内部の雰囲気を垣間見ることができます。

また、刑務所の暴動や抗争などの実際の事件を近年も度々耳にしますが、その実情がドラマを通して見えてくるようです。

しかし実際の事件はもっと残酷で犠牲者も多数に上っています。

ポルトガル語学習には向かない?

ブラジル人の夫はオリジナル音声で、私は日本語字幕で視聴していました。

字幕は元々限られた文字数でストーリーを伝えるため、全てが翻訳されるわけではありません。

翻訳はされていませんが、ブラジル人夫によると俗語のオンパレードらしいです。人前で使うのは好ましくない言葉が連発されています。

字幕はオリジナルの意味に比べるとかなりお上品な部類に翻訳されています。

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「プリズン・エンパイア」感想

それぞれの立場の正義について考えさせられるドラマでした。

あと刑務所の中なのに麻薬でも何でも外部から手に入っているのが驚きです。

日本人の感覚ではあり得ないと思いますよね。

ブラジル国内の刑務所での暴動や治安の悪さは現在も続く深刻な問題です。

その根底には、ブラジルの激しい所得格差や貧困問題が要因にあります。

貧困問題に起因する暴力の負の連鎖が多少なりとも理解できたように思います。

ポルトガル語学習には向かないかもしれませんが、ブラジルの実情を知るには見て損はないドラマでした。

ブラジルの治安については以前記事で取り上げています。

よろしければご覧ください。

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