
こんにちは、ちあきです。
今回はブラジル映画「人生のコンマ」の感想をまとめました。
こちらのカテゴリーでは、ブラジル発の映画やドラマをご紹介しています。
元々この作品を知っていたわけではないので、原作者も知らずたまたま観たのですが、心が洗われるようなとてもいい映画でした。
もっと早く観ても良かった!と思いました。
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「人生のコンマ」作品基本情報
「人生のコンマ」は2016年にブラジルで制作されたヒューマンドラマの映画です。
原作はブラジルの精神科医でありベストセラー作家でもあるアウグスト クリ氏です。
原題は「O vendedor de sonhos」、日本語に訳すと「夢を売る男」の意味です。
生きる望みを失い、自ら人生の終止符を打とうとする著名な心理学者と、彼の前に突如現れたホームレス然とした謎の男、2人が出会うところからドラマは始まります。
心に響く言葉の数々
心理学者ジュリオは自分の家には帰らず、自分を助けた謎の男とともに行動するようになります。
謎の男が語る人生感、死生観は、彼の話を聞いた多くの人の心に響き、彼は「夢を売る男」として一躍ときの人となります。
夢を売る男の言葉の数々が心に響きます。あまりに次々と人生の名言が飛び出てくるため、感心のあまり頭がストーリーから外れそうになったことも。
ジュリオは有名な心理学者で、社会一般の目で見ればいわゆる成功者ですが、夢を売る男と出会う直前まで人生に絶望していました。
物語が進むにつて、ジュリオの表情が変化していくのが印象的でした。
高収入を得て、立派なオフィスを持つビジネスマンと、橋の付近で路上生活をしている夢を売る男の生活は対照的です。
しかし、劇中ではどう見ても夢を売る男とその仲間たちの生活のほうがいきいきと描かれていて、楽しそうにすら見えました。
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夢を売る男の過去
堅物のジュリオに比べて、何事にも縛られずに生きる男は、一見自由人のように見えます。対照的にも見える2人でしたが、夢を売る男には意外な過去がありました。
謎多き夢を売る男の過去は衝撃的な形で明らかになります。
原作者がブラジルで著名なアウグスト クリ氏とわかったのは、エンドロールになってからでした。
じつはブラジル人の夫は氏のファンで、別の著書がうちの本棚にあります。
以前からその素晴らしさを彼から聞いていたため、劇中に名言が散りばめられていたのに納得でした。
ちなみに心理学者ジュリオはブラジルの俳優が演じているのですが、彼がなんとトム・ハンクスによく似ています。
よく見たら明らかに別人ですがパッと見で勘違いする方も多いのでは。
ブラジル人の夫はずっとこの映画を観たいと思っていたそうですが、なんと「トム・ハンクス 新作」で検索してこの映画を探していました。どうりで見つからなかったわけです。
「人生のコンマ」観る方法
(2021年8月時点)
「人生のコンマ」は現在Netflixで配信されています。視聴はNetflixの加入が必要です。
うちは月々1,490円の高画質定額見放題のコースを契約していますが、新作等の追加料金は一切かかりません。
台数の制限はありますが複数の端末での同時視聴も可能です。また一部作品を除きダウンロードが可能なため、事前にダウンロードしておくとwi-fi環境がない場所で番組を楽しめるのも利点です。
各国の作品をオリジナルの言語で視聴することが可能なため、勉強中の言語にもっと触れたい方にはかなりおすすめです。